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$$^{11}$$Cを用いた光合成産物のイメージングによる植物の節の機能解析

Functional analysis of plant node using imaging of $$^{11}$$C-labeled photoassimilate

山崎 治明; 鈴井 伸郎; 河地 有木; 石井 里美; 伊藤 小百合; 島田 浩章*; 石岡 典子; 藤巻 秀

Yamazaki, Haruaki; Suzui, Nobuo; Kawachi, Naoki; Ishii, Satomi; Ito, Sayuri; Shimada, Hiroaki*; Ishioka, Noriko; Fujimaki, Shu

本研究では植物の節における元素分配メカニズムの解明を目的とし、まず節の機能を人為的に阻害する実験系の確立を目指した。今回、その候補として植物の一部を局所的に冷やす試みを行った。ダイズの葉柄、及びイネの茎基部に局所冷却を施し、それぞれの葉に$$^{11}$$CO$$_{2}$$を投与した。次に、植物が$$^{11}$$CO$$_{2}$$を吸収・固定し、$$^{11}$$C-光合成産物として体内を移行・蓄積する様子を、PETISを用いてそれぞれ2時間撮像した。実験終了後、得られた動画像からダイズの節及びイネの茎基部における$$^{11}$$C放射活性の経時変化を算出し、局所冷却を行わなかった場合と比較した。その結果、局所冷却を行ったダイズ,イネでは、ともに節での$$^{11}$$C-光合成産物の蓄積量に減少傾向が見られた。また、ダイズでは$$^{11}$$C-光合成産物の節への到達時間に遅延が認められた。これらの結果より、局所冷却によって篩管内及び節での光合成産物の移行量が減少することが明らかとなり、節の機能を阻害する手段として局所冷却が有効である可能性が示された。

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