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QRPA法を用いた($$gamma$$,n)及び(n,$$gamma$$)反応断面積の理論評価に向けたM1強度の計算

Magnetic dipole distributions calculated with the QRPA method for future application to ($$gamma$$,n) and (n,$$gamma$$) reaction

湊 太志   

Minato, Futoshi

原子核による中性子吸収反応を理論的に再現・予測するためには、中性子吸収後に放出される$$gamma$$線の強度が正確にわからなければならない。特に重要な役割を演じているのはE1型遷移によって放出される$$gamma$$線であり、その強度関数は現象論的な形でこれまで与えられてきた。最近では原子核の構造を考慮したQRPA法によって導出されたE1型$$gamma$$線を用いることで、中性子吸収反応の実験結果をより忠実に再現できるようになってきた。またE1型遷移だけではなく、M1型遷移も低エネルギーの実験データを再現するために重要になっていることがわかってきた。しかしM1型遷移は依然として現象論的な手法に頼っているのが現状である。そこで将来的に($$gamma$$,n)及び(n,$$gamma$$)反応断面積の理論的な再現・予測を行うためQRPA法を用いて低エネルギーM1強度分布の計算コードを開発した。M1強度の理論計算の不確定要素を検証するため2つのSkyrmeパラメーター(SG2, SV-bas)を用いて比較を行った。また今後の核反応計算コードと融合させて中性子反応断面積の理論計算の予定や、奇数核への拡張についても紹介する。

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