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Concentration of iodine-129 in surface seawater at subarctic and subtropical circulations in the Japan Sea

日本海の亜寒帯及び亜熱帯循環における$$^{129}$$I濃度

鈴木 崇史  ; 乙坂 重嘉  ; 外川 織彦 

Suzuki, Takashi; Otosaka, Shigeyoshi; Togawa, Orihiko

日本海は北太平洋の縁辺海であり、気候変動に対し鋭敏な海域であることが知られている。そこで$$^{129}$$Iを海水循環のトレーサーとして利用し、日本海の海水循環構造を解明することを目的に、2007年11月に北海道大学所属の練習船おしょろ丸にて日本海調査を行った。$$^{129}$$I測定用試料は日本海の亜寒帯循環内の2地点及び亜熱帯循環内の3地点で深度別に採取した。亜寒帯循環内の表面海水中の$$^{129}$$I濃度は亜熱帯循環内のそれより高かった。この傾向は核実験起源の核種である$$^{14}$$C, $$^{90}$$Sr及び$$^{137}$$Csの傾向とは一致しなかった。この結果は日本海における$$^{129}$$I濃度分布はすべて核実験起源では説明できないことを示している。亜寒帯循環(高緯度域)の表面海水で$$^{129}$$I濃度が高かったことから、英国や仏国などの高緯度域で稼動している再処理工場の影響を受けているのではないかと考えられる。

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