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アジア原子力協力フォーラム(FNCA)放射線育種プロジェクトにおけるイネ種子へのイオンビーム照射による新品種の開発

Development of new rice varieties by ion beam irradiation in FNCA mutation breeding project

田中 淳; 野澤 樹; 長谷 純宏; 鳴海 一成; 石川 秀高*; 小池 亜紀*

Tanaka, Atsushi; Nozawa, Shigeki; Hase, Yoshihiro; Narumi, Issei; Ishikawa, Hidetaka*; Koike, Aki*

アジア原子力協力フォーラム(FNCA)は、内閣府/文部科学省が主導する原子力平和利用協力の枠組みであり、その1つの活動として放射線育種プロジェクトがあり、バングラデシュ,中国,インドネシア,韓国,マレーシア,フィリピン,タイ,ベトナム及び日本の9か国が参加している。プロジェクトの目的は、「イネの品質改良」である。アジアにおけるイネ育種研究は、近年、収量と同時に食味,食感や栄養性など、品質改良に重点が置かれているため、本プロジェクトではアミロースの成分改変を共通のテーマとし、さらに蛋白質やフィチン酸含有量,環境耐性など、各国において独自のテーマを設定して取り組んでいる。各国の品種におけるイオンビーム感受性の測定を進めているが、感受性が極めて異なる品種はなく、生存率が減少し始める線量は、どの品種もおおむね40から60Gyであった。得られたデータをもとに、各品種で突然変異誘発のための最適線量を決定し、現在、突然変異体作出のために、品種ごとに3000粒程度の大量照射を開始した。

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