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担体の$$gamma$$線滅菌がバイオ肥料の保存性に与える影響

Effect of $$gamma$$-sterilization of carrier materials on the shelf life of biofertilizer

手島 光平; 佐藤 勝也; 鳴海 一成; 横山 正*

Tejima, Kohei; Sato, Katsuya; Narumi, Issei; Yokoyama, Tadashi*

バイオ肥料とは、窒素固定細菌や植物生長を促進する菌を泥炭(ピート)や土壌などの担体に生きたまま保持した資材であり、施肥効果の高いバイオ肥料を開発するためには、保存中における接種菌(原体微生物)の生存数を長期間維持する技術が必要である。そこで、土着の微生物を$$gamma$$線により滅菌した担体を用いてダイズ根粒菌のバイオ肥料を作製し、保存中の接種菌密度の変化を調べた。非滅菌担体では接種菌の密度は保存期間とともに低下していたが、30$$^{circ}$$C保存に比べ4$$^{circ}$$C保存の方が緩やかに減少していた。一方、滅菌担体の接種菌密度は2か月目までは増加し、その後減少に転ずる傾向が見られた。特に、30$$^{circ}$$C保存の$$gamma$$線滅菌担体ではオートクレーブ滅菌担体よりも接種菌密度の増加量が大きかった。以上の結果から、バイオ肥料を低温で保存できない場合、滅菌処理した担体が接種菌の密度を維持するために有効であることが示された。また、$$gamma$$線滅菌がより有効であることが示された。

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