検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

J-PARC NOVAを利用した高圧中性子回折による希土類2水素化物の圧力誘起相分離

LaD$$_{2}$$ study by high pressure neutron diffraction using NOVA at J-PARC

本田 充紀   ; 服部 高典   ; 佐野 亜沙美   ; 町田 晃彦; 片山 芳則; 有馬 寛; 小松 一生*; 大下 英敏*; 大友 季哉*

Honda, Mitsunori; Hattori, Takanori; Sano, Asami; Machida, Akihiko; Katayama, Yoshinori; Arima, Hiroshi; Komatsu, Kazuki*; Oshita, Hidetoshi*; Otomo, Toshiya*

LaH$$_{2}$$で観測された圧力誘起相分離現象の解明に向け、各相の水素濃度変化を調べるためJ-PARC BL21 NOVAにて実験を行った。LaH$$_{2}$$及びLaD$$_{2}$$の違いを確認,認識し、中性子回折パターンから(重)水素量を見積もることを目的とし、常温・常圧下での中性子回折実験を行った。LaH$$_{2}$$では予想通りバックグラウンド(BG)の高い結果となったが、重水素化したLaD$$_{2}$$では重水素の非干渉性散乱断面積が水素の1/40と小さいことからBGの低い回折パターンを取得できることを確認した。得られた結果からLaD$$_{2}$$及びLaH$$_{2}$$の格子定数aを算出した結果、a(LaD$$_{2}$$)=5.625, a(LaH$$_{2}$$)=5.647であった。LaD$$_{2}$$及びLaH$$_{2}$$の中性子回折測定結果から強度比の比較及び格子定数からの水素量の算出については、RIETANによるLaDx及びLaHx(X=0, 2, 2.5, 3)のシミュレーション結果と比較を行い、x=2の結果と実験結果が近いことを確認した。Klavins(1984)の文献からD/La, H/Laを見積もると、[D]/[La]=2.28, [H]/[La]=2.27であることがわかった。LaD$$_{2}$$を用いた高圧中性子回折実験についても報告する。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.