緊急時計画の実効性向上に向けた原子力防災研究,1; 原子力災害時における避難への活用に向けた自然災害情報の調査と分析

Study on the practicable off-site response planning for nuclear emergencies, 1; Survey and analyze the information of natural disasters for applying to implement evacuation for nuclear emergencies

木村 仁宣 ; 高原 省五  ; 飯島 正史; 本間 俊充

Kimura, Masanori; Takahara, Shogo; Iijima, Masashi; Homma, Toshimitsu

原子力施設の緊急事態においては、放射性物質の異常な放出が生じた場合、防護措置(屋内退避,避難,安定ヨウ素剤の服用等)が実施される。これらの防護措置は必要に応じて適時実施されなければならないので、緊急時対応計画の策定にあたり、複合的な防護措置からなる総合的な防護対策を検討しておく必要がある。本研究では、策定する緊急時対応計画の実現可能性の観点から、社会基盤の整備のための検討として防護措置の一つである避難に着目し、緊急時対応計画策定のための基礎情報としてレベル3PSAを用いた総合的な防護対策の検討に活用することを目的に、避難に影響を与える要因を明らかにするため、近年発生したさまざまな自然災害の事例を調査,分析した。

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