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地下水流動解析モデルの検証のための原位置データの取得

Hydrogeological investigations for validation of groundwater flow modelling

松末 和之; 宗像 雅広 ; 久田 公一; 木村 英雄

Matsusue, Kazuyuki; Munakata, Masahiro; Hisada, Kimikazu; Kimura, Hideo

「平成21$$sim$$22年度地下水流動解析モデルの総合的検証手法の検討(幌延ボーリング調査)」の委託事業のうち、幌延地域の広域地下水流動モデルの検証を行うための原位置データを取得するため、既往調査により幌延URL付近の東側の涵養域と西側の流出域において、ボーリング掘削及び孔内原位置試験等を行った。幌延URL東側のSAB-2孔では稚内層が分布し、450m以浅では平衡水位がGL+5m付近で一定であるが、450m以深ではGL+20mと間隙水圧が上昇する。岩盤の透水性は450m以浅では透水係数が10$$^{-8}$$m/s程度であるが、450m以深では10$$^{-11}$$m/s程度と低透水性を示した。また、地下水の水質は450m付近までは深度に伴って塩分濃度が上昇するが、450m以深では塩素濃度がほぼ一定となっている。これらの結果からSAB-2孔地点では450m付近より上位では稚内層堆積時の古海水由来の塩水がその後の天水の浸透により洗い出しを受けているが、450m以深ではほとんど移動していないと考えらえる。また、流出域にあたる幌延URL西方におけるSAB-3孔とSAB-4では勇知層と声問層が分布し、透水係数は2孔とも勇知層で10$$^{-9}$$m/s程度、声問層で10$$^{-10}$$m/s程度であった。

no abstracts in English

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