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北海道幌延地域、SAB-2孔における塩素同位体を用いた地下水年代の推定に関する調査

Study of chlorine-36 dating of groundwater in the SAB-2 borehole, Horonobe, Hokkaido

久田 公一; 宗像 雅広 ; 松末 和之; 木村 英雄

Hisada, Kimikazu; Munakata, Masahiro; Matsusue, Kazuyuki; Kimura, Hideo

「平成21$$sim$$22年度地下水流動解析モデルの総合的検証手法の検討(幌延ボーリング調査)」の委託事業のうち、幌延町北進地域で行ったボーリング調査(SAB-2孔,掘削深度710m)から得られたコア間隙水と原位置地下水の$$^{36}$$Cl/Cl値及びClイオン濃度をもとに、地下水年代の推定に関する検討を行った。SAB-2孔における地下水の$$^{36}$$Cl/Cl値は、孔口付近の地表水(沢水)で80$$times$$10$$^{-15}$$程度、GL-100$$sim$$-150mにおいて30$$times$$10$$^{-15}$$程度、深部に行くにしたがい5$$times$$10$$^{-15}$$程度に収束する傾向を示す。また、Clイオン濃度は地表水で15mg/L、GL-150mまでは数10mg/L程度と低い。さらに、GL-150$$sim$$-450mではClイオン濃度は深度とともに3,000mg/L程度まで増加し、それ以深ではおよそ3,100$$sim$$4,400mg/Lの範囲でほぼ一定となっている。深部の地下水は、$$^{36}$$Cl/Cl値がほぼ一定値を示す傾向が認められることから放射平衡に達している可能性が高く、100万年オーダーの古い地下水であると推定される。一方、GL-450m以浅の地下水については、Clイオン濃度及び$$^{36}$$Cl濃度の深度プロファイルをもとに地下水形成過程を検討した。

no abstracts in English

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