検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

Concentration and incident energy dependences of transient species in water by H$$^{+}$$ ion irradiation

Hイオン照射における過渡的な活性種の濃度依存性及びエネルギー依存性

岩松 和宏; 田口 光正; 須郷 由美; 倉島 俊; 勝村 庸介

Iwamatsu, Kazuhiro; Taguchi, Mitsumasa; Sugo, Yumi; Kurashima, Satoshi; Katsumura, Yosuke

高LET放射線である重イオンビームは、低LET放射線であるX線や$$gamma$$線,電子線とは異なる線質効果を引き起こすことが知られている。このことを利用した材料の作製や植物の品種改良など応用研究が行われているものの、その初期過程であるトラック構造理論に基づいた化学反応メカニズムについては明らかになっていない。そこで低LET放射線を用いて研究され、その反応機構がよくわかっているNaBrをプローブとして用いて重イオン照射下での水中化学反応の観測を行った。イオン種はH$$^{+}$$ 20MeVを用い、チョッパーを制御することにより、パルス化して照射した。オンラインで分光学的測定を行い、その光吸収から反応中間体であるBr$$_{2}$$$$^{-}$$の生成と消滅が観測された。Br$$_{2}$$$$^{-}$$の生成量は濃度の増加とともにわずかに増加した。また、イオンのエネルギーを変化させた照射とその場測定より、エネルギーの減少、つまりLETの増加とともに、Br$$_{2}$$$$^{-}$$の生成量は減少することを明らかにした。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.