検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

シアノ架橋金属錯体の高圧ラマン分光

High-pressure raman spectroscopy of transition metal cyanides

渕側 良太*; 阿部 雄太  ; 松田 智行*; 上岡 隼人*; 守友 浩*

Fuchikawa, Ryota*; Abe, Yuta; Matsuda, Tomoyuki*; Kamioka, Hayato*; Moritomo, Yutaka*

シアノ架橋金属錯体$$A_x$$$$M$$[Fe(CN)$$_6$$]$$_y$$$$z$$H$$_2$$O($$A$$:アルカリ金属イオン,$$M$$:遷移金属)$$M$$とFeがそれぞれNaCl型に配置され、その間がシアノ基によって架橋された3次元ネットワーク構造を有している。このネットワーク構造は5$$AA$$程度のナノ空間を有しており、アルカリ金属イオン$$A$$とH$$_{2}$$Oに占有されている。この物質では、$$M$$=MnやZnで、$$sim$$2GPaの圧力印加により、構造相転移が誘起されFe(CN)$$_6$$八面体が協力的な回転が起こり、CN伸縮振動モードの異常が観測されている。こうしたCN伸縮振動モードの異常がシアノ架橋金属錯体の普遍的な性質かを明らかにするため、遷移金属$$M$$を変えた系統的な高圧ラマン散乱実験を行った。試料粉末は、溶液反応法により作成した。ICP分析により、組成をCs$$_{1.00}$$Cd[Fe(CN)$$_6$$]$$_{1.00}$$・0.5H$$_{2}$$Oと決定した。圧力媒体にはシアノ架橋金属錯体と反応しないダフニンオイルを利用し、励起光源にはYAGレーザーの二倍波(波長532nm)を利用し、CN伸縮振動モードの圧力印加特性を調べた。該当試料では、CN伸縮振動モード(A$$_{1g}$$モードとE$$_{g}$$モード)が圧力印加により、顕著なblue shiftが観測された。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.