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核不拡散・核セキュリティ総合支援センターの設置とその活動

The Establishment and activities of Integrated Support Center for Nuclear Nonproliferation and Nuclear Security

千崎 雅生

Senzaki, Masao

2010年4月の核セキュリティ・サミットにおいて日本政府は、核セキュリティ対策にかかわる支援を制度化し、恒常的なものとするため、アジア諸国をはじめとするグローバルな核セキュリティ体制強化に貢献するための「核不拡散・核セキュリティ総合支援センター」(以下、「総合支援センター」)を日本原子力研究開発機構に設置する旨表明した。これは、2008年7月のG8洞爺湖サミットにおいて、日本が3S、すなわち保障措置(Safeguard/nonproliferation),原子力安全(Nuclear Safety),核セキュリティ(Nuclear Security)に立脚した原子力エネルギー基盤整備に関する国際イニシアティブを開始することを提案したことに始まる。原子力に対する3S確保の重要性はますます高まっている。北朝鮮による核兵器の拡散や核テロの現実化といった懸念等は、原子力発電の深刻な事故と同じく国際社会にとって大変な脅威であり、その対策として核不拡散・核セキュリティの確保は、原子力安全とともに極めて重要である。かかる認識のもとで、総合支援センターは、核不拡散・核セキュリティ分野についてアジアを中心とした原子力新興国の支援を行うために、対象国のニーズを十分に把握し、日本政府,国内の関係機関、またIAEAをはじめ、EU,アメリカ,韓国など関係国と十分な連携を取りつつ、総合的な取組を行い、国際拠点としてふさわしい事業を今後展開していく。本稿では、総合支援センターの設置及びその活動について紹介する。

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