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福島第一原子力発電所事故の防護措置と線量再構築,3; 地表沈着核種による公衆の外部被ばく線量評価

Dose reconstruction with protective measures for the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident, 3; Assessment of the external doses to the public due to the deposited radionuclides

高原 省五  ; 飯島 正史; 木村 仁宣 ; 木名瀬 栄   ; 本間 俊充

Takahara, Shogo; Iijima, Masashi; Kimura, Masanori; Kinase, Sakae; Homma, Toshimitsu

地表沈着核種による外部被ばくは、汚染の発生直後及び長期的に主要な被ばく経路の一つであり、この経路による被ばく線量は周辺線量当量として測定できる。本研究では、福島第一原子力発電所事故によって発生した汚染地域において、これまでに生じた被ばく線量を遡及評価するとともに、今後予想される被ばく線量を予測評価し、今後の防護措置の導入又は解除に資する知見の提供を目的とする。この目的のために、汚染地域の土壌中に含まれる放射性物質濃度の測定結果を調査して、各核種の物理的崩壊及び環境中でのウェザリングによって放射性物質の濃度が小さくなることを考慮して周辺線量当量の時間変化を推定した。また、この結果をもとに汚染の発生直後から将来にわたる外部被ばく線量を評価した。福島第一原子力発電所の北西30km付近の浪江町における周辺線量当量率の測定値と本研究での推定値を比較したところ、両者はよく一致しており、本研究で用いた評価モデルで汚染地域の周辺線量当量率の時間変化を再現できることが示された。また、この評価結果をもとに、公衆の外部被ばく線量に対する各核種の寄与や年間の積算線量を評価できた。

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