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Pulse radiolysis of water by energetic heavy ion

高エネルギー重イオンを用いた水のパルスラジオリシス

田口 光正; 岩松 和宏; 須郷 由美; 倉島 俊; 山口 真*; 勝村 庸介

Taguchi, Mitsumasa; Iwamatsu, Kazuhiro; Sugo, Yumi; Kurashima, Satoshi; Yamaguchi, Makoto*; Katsumura, Yosuke

高レベル放射性廃棄物の地層処分では、アルファ粒子による地下水の分解によって生じる酸化性生成物の影響を明らかにすることが重要である。本研究では、アルファ粒子と同じ照射効果を引き起こすと考えられるHeイオンを水溶液試料に照射し、生成した活性種の挙動を観測することで地下水のアルファ線分解メカニズムを解明することを目的としている。短寿命な活性種の反応を観測するためにHeイオンのパルス照射とオンラインでの光吸収測定法を開発した。水の分解反応において水酸化(OH)ラジカルは最も重要な活性種と考えられている。そこで、OHラジカルのプローブとしてCl$$^{-}$$イオンを選択し、NaCl水溶液試料を調製した。375nmにおいて、Cl$$^{-}$$イオンとOHラジカルによって生成するClOH$$^{-}$$イオンが観測された。吸光度のピーク値から見積もられた、ClOH$$^{-}$$の生成収率はCl$$^{-}$$イオン濃度の増加、すなわち捕捉時間が短くなるに従い増加することを明らかにした。

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