検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

極限環境耐性動物ヨコヅナクマムシにおけるアルビノ変異体の解析

Analysis of an albino mutant in the extremophilic animal ${it Ramazzottius varieornatus}$

桑原 宏和*; 豊田 敦*; 阿部 渉*; 鳴海 一成; 國枝 武和*

Kuwahara, Hirokazu*; Toyoda, Atsushi*; Abe, Wataru*; Narumi, Issei; Kunieda, Takekazu*

極度の乾燥や放射線などは多くの生物にとって致死的である。一方、ある種のクマムシは周囲が乾燥すると脱水し乾眠状態へと移行し、給水後速やかに活動を再開する。また活動状態でもヒトの致死量の千倍程度の放射線に耐性を示す。しかしながら、このようなクマムシの極限環境耐性機構の多くは明らかとなっていない。in vivoの機能解析では遺伝学は強力なツールであるが、クマムシでは遺伝マーカーの不足に加え、単為生殖を行う種も多く、遺伝学の適用は困難であった。近年のシーケンス能力の向上により、野生型のゲノムと比較し変異体の変異遺伝子の同定が可能となっている。われわれは極限環境耐性動物ヨコヅナクマムシのゲノムを解析中であり、耐性能が変化した変異体を作出し次世代シーケンサーにより変異遺伝子を同定することで極限環境耐性機構を解明できると考えられる。ヨコヅナクマムシ成体は茶色を呈するが、われわれは飼育過程で色素を欠失したアルビノ変異体を発見した。アルビノ変異体は先に述べた変異体解析のモデルケースとして利用可能と考えられた。そこで、今回ヨコヅナクマムシにおけるアルビノ変異体の解析について報告する。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.