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地震後のJ-PARCリニアック復旧状況

Recovery status of J-PARC linac after Tohoku-Pacific Ocean Earthquake

伊藤 崇  ; 平野 耕一郎  ; 南茂 今朝雄*; 久保田 親*

Ito, Takashi; Hirano, Koichiro; Nammo, Kesao*; Kubota, Chikashi*

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、J-PARC施設は建屋と加速器機器の双方に甚大な被害を受けた。地震後に行ったトンネル内の測量では、地震前と比べ床面に最大4cmほどの高さのずれ及び3mrad程度の傾きが観測された。すなわち、トンネルは折れ曲がるとともにねじれているため、加速空洞の再アライメントが必要である。空洞本体,RFカプラーや可動チューナーなどの空洞付属機器、及び電磁石には外的な損傷は皆無であったが、空洞内部の目視確認によりDTL内のドリフトチューブのアライメントのずれが見つかっている。空洞間に設置したビームモニターとビームパイプのベローズは多数損傷し、DTL(Drift Tube Linac)及びSDTL(Separated type DTL)空洞内はほぼ全台大気に晒されることとなった。真空機器ではロータリー及びルーツポンプが地下水により水没、故障品を交換した。現在、早期のビーム加速再開を目指し急ピッチで復旧作業が進められている。本報告では、J-PARCリニアックの被害状況、及びその復旧の現状を報告する。

no abstracts in English

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