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横方向アクセプタンス計測装置の予備試験

Preliminary test of a transverse acceptance measurement system

柏木 啓次; 宮脇 信正; 倉島 俊; 奥村 進

Kashiwagi, Hirotsugu; Miyawaki, Nobumasa; Kurashima, Satoshi; Okumura, Susumu

原子力機構高崎量子応用研究所ではサイクロトロンへのビーム入射の最適化を行うため、横方向アクセプタンス計測装置を開発している。本装置は、入射ビームラインに設置したPhase space collimator(水平・垂直方向各1対のスリット)及び、高エネルギービームラインに設置したビーム強度測定装置(ファラデーカップorシンチレーションカウンタ)からなる。アクセプタンスは、Phase space collimatorによって加速器に入射するビームを位相平面上の微小領域に規定し、その領域をスキャンしながら、高エネルギービーンラインに設置したビーム強度測定装置によってビーム強度を測定し、ビームの相対透過率分布を求めることで求められる。本装置を用い、アクセプタンス及びエミッタンスの計測試験を行った。この測定では、$$^{16}$$O$$^{6+}$$ビームをサイクロトロンで160MeVまで加速して重イオン照射ライン(HAコース)のファラデーカップまで輸送するためのアクセプタンス及びサイクロトロンに入射する50.2keVのビームエミッタンスを求めた。計測の結果、エミッタンスについては全体が計測されたが、アクセプタンスについては測定範囲が限定されていた。これは、入射ビームの有する位相空間領域が一部の領域に限定されているためである。今後は、ステアリング電磁石を用いて入射ビームをスキャンすることによりアクセプタンス全体の計測を行う予定である。

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