瑞浪超深地層研究所における工学技術に関する研究; 研究坑道の設計・施工計画技術の開発

Studies on engineering technologies in the Mizunami Underground Research Laboratory; Development of excavation technologies for research drift

橋詰 茂; 松井 裕哉 ; 堀内 泰治

Hashizume, Shigeru; Matsui, Hiroya; Horiuchi, Yasuharu

本研究では、超深地層研究所計画の一環として、結晶質岩を対象とした大深度の地下構造物の設計・建設・維持管理に対する既往の工学技術の有効性の確認と、今後必要と考えられる技術の開発を実施している。本研究は地層処分に対する技術基盤の構築という側面を持つことを踏まえ、(1)設計・施工計画技術の有効性の確認、(2)建設技術の有効性の確認、(3)施工対策技術の有効性の確認、(4)安全を確保する技術の有効性の確認、の4つの研究課題を設定して進めている。(1)は地上からの調査段階で必要となる技術基盤、(2), (3)は地下構造物の建設段階で必要となる技術基盤、(4)は地下構造物完成後の操業段階で必要となる技術基盤である。本論は(1)に関する研究開発成果の一部であり、立坑掘削によって得られた岩盤分類や計測データを用いた設計の妥当性に関する評価,立坑周辺岩盤の長期挙動に関する検討結果,地震観測記録を用いた耐震設計の妥当性の評価、について報告するものである。

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