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生分解型グラフトアニオン吸着材を用いたフィールドテスト

Field test for anion removal by grafted biodegradable adsorbent

瀬古 典明; 保科 宏行; 笠井 昇; 高橋 牧克*; 吉井 明央*; 角田 安彦*; 柴田 卓弥*  ; 明田川 康*

Seko, Noriaki; Hoshina, Hiroyuki; Kasai, Noboru; Takahashi, Makikatsu*; Yoshii, Akihiro*; Tsunoda, Yasuhiko*; Shibata, Takuya*; Aketagawa, Yasushi*

放射線グラフト重合法によりヒ素を吸着除去可能なジルコニウム残基を繊維状の不織布に導入して量産化した吸着材を用いて群馬県草津温泉近傍の廃坑山から湧出する廃水内のヒ素をターゲットとし、フィールド試験を行った。吸着材は廃水と吸着材が平行又は直交に接触可能な2つの通液方法で評価を行った。その結果、pH2の廃水を50L/分で処理した平行流方式の場合、2日間で170ppbのヒ素を排水基準値以下の90ppbまでの除去することができた。次いで行った直交流方式では、空間速度200/hの処理においてわずか数分で50ppbまで除去できることに成功した。繊維状の吸着材の場合、通液速度を極端に高速化することが可能なため、廃水を一時的に貯留する槽の設置スペースを大幅に軽減できる利点があることから狭窄地の温泉場などへの適応に期待がもてる。

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