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瑞浪超深地層研究所に分布するNW-SE走向断層の形成・発達過程; 坑内の水平ボーリングコア解析から得られた知見

Structual evolution of NW-SE fault in Mizunami underground research laboratry; Imformation from analysis of horizontal borehole core in horizontal tunnnel

窪島 光志; 石橋 正祐紀; 笹尾 英嗣   ; 鶴田 忠彦  

Kuboshima, Koji; Ishibashi, Masayuki; Sasao, Eiji; Tsuruta, Tadahiko

高レベル放射性廃棄物の地層処分における地質環境の安定性を評価するうえでは、地質環境の長期変化を考慮する必要がある。なかでも、地下水流動は物質の移動に寄与することから、その長期変化を評価する手法を整備することは重要な課題である。地下水流動は低透水性の断層の分布によって水理学的に区分されると考えられている。透水性は、断層の形成・発達過程で変化すると考えられ、地下水流動特性の長期変化を評価するうえでは、断層の形成・構造発達史を検討する必要がある。本論では、瑞浪超深地層研究所の主立坑に沿って分布する低透水性の断層を貫くボーリングコアの観察結果をもとに、その形成・発達過程を考察した。その結果、本断層は幅数cmの断層ガウジ等からなる断層の中軸部を境に破砕の状況が異なり、上盤側では断層ガウジ及び断層角礫を、下盤側では深い深度で形成されるカタクレーサイトを主体とすることが明らかとなった。以上の結果より、本断層では少なくとも深い深度と浅い深度における2回の断層活動が発生していたと考えられる。さらに断層の上盤側では、浅い深度の断層活動時期に強い断層破砕が生じていた可能性がある。

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