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ゲル線量計の各種モダリティによる線量応答性

Dose response of a gel dosimeter measured by various modalities

山梨 宏一*; 藤淵 俊王*; 川村 拓*; 廣木 章博; 山下 真一; 長澤 尚胤; 田口 光正; 三村 功一*; 牛場 洋明*

Yamanashi, Koichi*; Fujibuchi, Toshio*; Kawamura, Taku*; Hiroki, Akihiro; Yamashita, Shinichi; Nagasawa, Naotsugu; Taguchi, Mitsumasa; Mimura, Koichi*; Ushiba, Hiroaki*

環境に優しい素材を用い、保存時の安定性を考慮した新規ゲル線量計の開発を進めている。試作したゲル線量計は、照射に伴う白濁度の増加を示した。本研究では、MRI, X線CT等画像診断モダリティにより線量応答性を比較検証した。ゲル線量計は、ジェランガムをゲル母材として、2-ヒドロキシエチルメタクリレートなどの放射線検出剤を添加して作製した。放射線治療装置(10MV)からのX線を0.5-60Gy照射し、MRI, X線CT等のモダリティを用いて線量応答性を評価した。X線CTによる測定の結果、線量に対する信号強度(HU値)の増加が確認できた。これは、分光光度計による白濁度の増加挙動と類似していた。また、自由水からの信号を抑制して測定するFluid Attenuated Inversion Recovery(FLAIR)法によるMRI測定では、5$$sim$$20Gyの範囲で信号強度の直線的な増加が確認できた。FLAIR法は、汎用のR1やR2によるMRI測定とは異なり撮像時間が短いことから、診断時間の短縮が期待される。したがって、モダリティにより信号強度は異なるが、さまざまなモダリティを用いて3次元線量分布の情報を取得できることが明らかとなった。

no abstracts in English

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