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アジア原子力協力フォーラム(FNCA)放射線育種プロジェクトにおけるイネ種子へのイオンビーム照射による新品種の開発

Development of new rice varieties by ion beam irradiation to rice seeds under the FNCA mutation breeding project

田中 淳; 野澤 樹; 長谷 純宏; 鳴海 一成; 石川 秀高*; 小池 亜紀*

Tanaka, Atsushi; Nozawa, Shigeki; Hase, Yoshihiro; Narumi, Issei; Ishikawa, Hidetaka*; Koike, Aki*

アジア原子力協力フォーラム(FNCA)は、内閣府/文部科学省が主導する原子力平和利用協力の枠組みであり、その1つの活動として放射線育種プロジェクトがある。本プロジェクトではアミロースの成分改変を共通のテーマとし、さらに蛋白質やフィチン酸含有量,環境耐性など、各国において独自のテーマを設定して取り組んでいる。このプロジェクトでは、各国での$$gamma$$線照射を主体として開始されたが、2009年1月より、イオンビーム照射も加えることとなった。FNCA各国のイオンビーム照射を効果的に進めるため、FNCAの事務局である原子力安全研究協会と原子力機構は、これを支援する形で本研究を進めている。現在までに、各国の多くが、それぞれ用いる品種での最適照射線量を決定するとともに、M2, M3世代での系統化や特性調査を進めている。フィリピンでは、致死線量が160-200Gyであり、最適線量は20Gyであった。インドネシアでは、$$gamma$$線を用いて有望な矮性系統の確立が進み、ベトナムでは、$$gamma$$線だけでなくイオンビーム照射系統の中から、耐倒伏性の有望系統が見いだされた。また、バングラデシュにおいては、栽培上極めて重要な特性を持つものとして、感光性が欠除したために早生となり、しかも高収量となる突然変異系統がイオンビーム照射により初めて見いだされている。これらの変異誘発と変異体の選抜は2012年まで継続して行う予定である。

no abstracts in English

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