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イオンビーム再照射による秋輪ギク「新神」の低温開花性の改良

Improvement of low temperature flowering property of Chrythanthemum "Aladdin" by ion beam re-irradiation

田之頭 優樹*; 長谷 健*; 永吉 実孝*; 野澤 樹; 長谷 純宏; 鳴海 一成

Tanogashira, Yuki*; Nagatani, Takeshi*; Nagayoshi, Sanetaka*; Nozawa, Shigeki; Hase, Yoshihiro; Narumi, Issei

鹿児島県では秋輪ギクの主力品種「神馬」を材料として、イオンビームを照射によるワンポイント改良によって、無側枝性で茎葉や花のボリュームの優れた「新神」を育成し、さらに「新神」へのイオンビーム再照射によって、低温開花性を併せ持つ「新神2」を育成した。しかし、「新神2」は栽培条件によっては奇形花の発生や切り花の水下がりが早い等の欠点が指摘されているため、さらなる改良が必要である。今回の発表では、「新神」へのイオンビーム再照射による低温開花性のさらなる改良について経過を報告する。2010年春の開花で選抜した31個体について、2010年11月開花と2011年3月開花の作型で系統選抜試験を行い、3系統を選抜した。その中でも「C09-i-3」は、3月開花試験では「新神」よりも開花が13日早く、低温開花性があり、草丈伸長性と花のボリュームも優れていた。さらに、「新神2」の欠点である奇形花や切り花の水下がりも認められないため、今後は品種化を視野に入れ、系統適応性検定試験や現地試験を進めていく予定である。

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