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レーザー質量分析を用いた高速炉の燃料破損診断技術の開発

Development of fuel failure monitoring in fast reactor using laser mass spectrometry

伊藤 主税   ; 岩田 圭弘   ; 青山 卓史 ; 原野 英樹*; 渡辺 賢一*; 井口 哲夫*

Ito, Chikara; Iwata, Yoshihiro; Aoyama, Takafumi; Harano, Hideki*; Watanabe, Kenichi*; Iguchi, Tetsuo*

高速実験炉「常陽」では、高速炉の燃料破損診断技術の高度化を目指して、レーザー共鳴イオン化質量分析法(RIMS)を用いたタグガスやFPガスの同位体分析技術を開発している。Arカバーガス中に極微量存在するXe, Krの同位体分析にRIMSを適用するにあたっては、$$^{80}$$Kr$$^{+}$$$$^{40}$$Ar$$_{2}$$$$^{+}$$の同重体干渉を抑制することが最大の課題であり、$$^{40}$$Ar$$_{2}$$$$^{+}$$イオンの発生原因となるレーザ光の散乱・反射光の抑制、イオン光学系の改良によるイオン化率向上、Arの非共鳴イオン化に対して時間差をあけてKrをイオン化する方法等の技術開発を進めている。開発したRIMSは、「常陽」の炉内クリープ破断試験で実用化したほか、タグガスの組成変化やFPガスの同位体分析により破損した燃料の照射時間が推定できる可能性を見いだし、高速炉の燃料破損診断に有用なツールとなるポテンシャルを示した。

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