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ファイバスコープを用いた高速実験炉「常陽」における原子炉容器内観察; 高温・高放射線環境に耐えうる観察技術の開発に向けて

In-vessel observation in the experimental fast reactor Joyo by fiberscope; Toward the high temperature and high radiation dose conditions

板垣 亘  

Itagaki, Wataru

「常陽」は、原子炉停止時においても原子炉容器内は約200$$^{circ}$$Cの高温で管理され、約300Gy/hの極めて高い放射線環境にある。また、冷却材のナトリウムは化学的に活性であるため、原子炉容器は上部に設置された回転プラグにより気密性が保たれている。このため、直接的な視認は不可能であり、観察の際にはナトリウム液位を下げ、観察装置を回転プラグに設けた貫通孔から気密性を維持した状態で原子炉容器内に挿入し、遠隔操作で観察を行う必要がある。「常陽」では、平成19年に発生した計測線付実験装置との干渉による燃料交換機能の一部阻害を契機として、炉内干渉物の状況把握,炉内構造物の健全性確認等のため、ファイバスコープを用いた原子炉容器内観察を実施した経験を有している。また、改良したイメージファイバの照射試験を実施し、原子炉容器内観察装置の長寿命化の見通しを得た。これらの遠隔操作による高温・高放射線環境下の観察技術は、原子力災害時の施設・設備の調査技術としても応用が期待できる。

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