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M1遷移のEnergy-weighted sum-ruleに対するテンソル力の影響

Effect of tensor force on energy-weighted sum-rule of M1 transition

湊 太志   

Minato, Futoshi

Spin-flip型のM1遷移に対するテンソル力の効果を、乱雑位相近似法(RPA法)を用いて理論的に調べた。特にM1遷移の和則に着目し、ピークの位置と$$B(M1)$$の強さの関係を調べた。テンソル力はE1遷移に対する和則($$m_1$$)に影響を与えない一方で、M1遷移の和則には強い影響を与える(T42パラメータの場合: $$m_{1}$$=158$$mu^{2}_{N}rightarrow183mu^{2}_{N}$$)。それと関連し、テンソル力はE1遷移分布をほとんど変化させないが、M1遷移分布を大きく変化させる。$$j$$を一粒子準位の全軌道角運動量、$$l$$を軌道角運動量とすると、$$j_{<}$$軌道($$j_{<}=l-1/2$$)と$$j_{>}$$軌道($$j_{>}=l+1/2$$)の占有率によって和則は増減し、各々の原子核によって異なるテンソル力の影響が現れることがわかった。また、和則の増減にかかわらず$$B(M1)$$の強さはほぼ同程度である一方で、ピーク位置が増減していることがわかった。つまり和則の増減はピーク位置の増減に比較的強く左右されていることがわかった。

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