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Radiation modification of environmental friendly hydrogels based on hydroxypropyl cellulose, 2

環境に優しい多糖類ゲルの放射線改質,2

廣木 章博; 佐藤 利弘*; 長澤 尚胤; 田口 光正; 玉田 正男

Hiroki, Akihiro; Sato, Toshihiro*; Nagasawa, Naotsugu; Taguchi, Mitsumasa; Tamada, Masao

2011年の1stワークショップでは、ポリビニルアルコール(PVA)のブレンドによるヒドロキシプロピルセルロース(HPC)ゲルの機械的特性改質を報告した。HPC/PVAゲルでは機械的特性を向上できたが、透明性が失われてしまった。今回は、透明で良好な機械的特性を持つ多糖類ゲルを、橋かけ助剤やモノマーを混合したHPC濃厚水溶液への放射線照射により作製したので報告する。具体的には、20wt%のHPC、0.2-1.0wt%のポリエチレングリコールジメタクリレート(23G)、2.0wt%のメタクリル酸2-ヒドロキシエチル(HEMA)から成るペースト状サンプルを調製し、成膜後、電子線照射を行い、無色透明なゲル膜を作製した。HPCに23Gを0.2wt%添加すると、ゲル分率が増加、さらにHEMAを添加したHPC/23G/HEMAでは、ゲル分率が低下することがわかった。ゲルの強度及び伸長率は、50kGy照射のHPCゲルでは、それぞれ1.0kg/cm$$^{2}$$, 70%であったが、23GとHEMAを添加したHPC/23G/HEMA(20/0.2/2wt%)のゲルでは、2.0kg/cm$$^{2}$$, 124%になることがわかった。これらは、PVAブレンドで達成した値とほぼ同じである。したがって、HPCとHEMAと23Gを混合し放射線橋かけすることで、HPCのみのゲルに比べて2倍の強度と1.8倍の伸長率を示す透明なゲルを作製することができた。

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