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「常陽」における全交流電源喪失時の安全性評価

Safety analysis of Joyo in case of station blackout

齋藤 拓人; 山本 雅也; 前田 茂貴   

Saito, Hiroto; Yamamoto, Masaya; Maeda, Shigetaka

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震及び福島第一原子力発電所の事故により電源機能喪失時の安全確保の重要性が再認識されている。本稿では全交流電源喪失時の「常陽」の炉心及び使用済燃料を貯蔵する水冷却池の安全性評価結果について述べる。全交流電源喪失により強制循環機能を喪失しても、自然循環によって崩壊熱が除去できるように高低差をつけて冷却系機器を配置しており、2次冷却系の最終的な除熱機器である主冷却器での自然通風で炉心の崩壊熱を除去できる。このことは、MK-I炉心及びMK-II炉心での実験により実証されており、MK-IIIにおいても自然循環による冷却が可能であることを確認した。次に、使用済燃料水冷却池の評価では、最も結果が厳しくなる原子炉附属建家の水冷却池においても、水温は最高約70$$^{circ}$$Cまでしか上昇せず、冷却水が蒸発し缶詰缶頂部が露出するまでに、約3.5か月の猶予がある。この間に冷却水を補給することが可能であり、安全に使用済燃料を冷却することができることを確認した。

no abstracts in English

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