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$$mu$$Sv/h線量率域の光子校正場構築と運用例

Development of low-dose rate photon calibration field in the range of $$mu$$Sv/h

吉富 寛   ; 谷村 嘉彦   ; 立部 洋介; 川井 啓一; 古渡 意彦; 吉澤 道夫  

Yoshitomi, Hiroshi; Tanimura, Yoshihiko; Tatebe, Yosuke; Kawai, Keiichi; Kowatari, Munehiko; Yoshizawa, Michio

放射線標準施設(FRS)では、幅広いエネルギー及び線量率で光子校正場を整備・供用している。福島第一原子力発電所事故以降、急激に普及した簡易型線量測定器の校正で重要となる、数$$mu$$Sv/hの線量率領域の校正場は、これまで重視されていなかった。そこで、FRSにおいて$$mu$$Sv/h線量率域の光子校正場の構築を行った。光子校正場の構築では、国家標準とのトレーサビリティを確保することが不可欠である。そこで、国家標準で値づけられたA6型電離箱検出器を用いてA8型電離箱検出器の校正定数を求め、A8型検出器で基準線量率を測定した。FRS第3照射室(12.5m$$times$$6.4m$$times$$6.5m)内のコンクリート床上120cmの位置に設置した$$^{137}$$Cs線源(111MBq)からの$$gamma$$線により、数$$mu$$Sv/h線量率域の校正場を構築することができた。一例として、2.2$$mu$$Sv/h(H$$^*$$(10))の校正場の場合、拡張不確かさ1.5%(k=2)で決定できた。さらに、$$mu$$Sv/h以下の線量率域への拡張のため、3"$$phi$$$$times$$3"NaI(Tl)シンチレーション検出器とG(E)関数法を組合せた線量率の測定を試みた。国家標準とのトレーサビリティについては、A8型検出器とNaI(Tl)シンチレーション検出器の比較測定を行う置換法により確保した。発表では、これらの校正場を利用した簡易型測定器の特性試験の結果についても報告する。

no abstracts in English

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