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$$d(pi^+,K^+)$$反応を用いた$$K^-pp$$束縛状態の探索

Study on $$K^-pp$$ bound state via the $$d(pi^+,K^+)$$ reaction

市川 裕大   ; 今井 憲一

Ichikawa, Yudai; Imai, Kenichi

2012年6月にJ-PARC K1.8 Beam lineにおいて、J-PARC E27実験のpilot実験のデータ取得を行った。J-PARC E27実験とは重水素標的における$$(pi^+,K^+)$$反応を用いた、最も単純な$$K$$中間子原子核である$$K^-pp$$束縛状態の探索実験である。本実験では$${pi^+}$$中間子ビームの運動量をビームラインスペクトロメータで、散乱$$K$$$$^{+}$$の運動量を超伝導$$K$$中間子スペクトロメータ(SKS)で測定し、ミッシングマスを組むという手法を用いる。また、本反応では準自由過程のハイペロン生成のバックグランドが大きく$$K^-pp$$束縛状態の生成断面積が小さいと考えられているため、6台の飛程検出器郡からなるRCAを標的の周りに設置し$$K^-pp$$束縛状態の崩壊から生じる高運動量($$>$$250MeV/c)陽子を同時測定することでバックグラウンドを抑制する。6月に行ったpilot実験では7.6日間のphysics runを行った。このphysics runでは計3.3$$times$$10$$^{11}$$個の$${pi^+}$$中間子を標的に入射し、4.0$$times$$10$$^{5}$$$$(pi^+,K^+)$$eventを得ることができた。

no abstracts in English

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