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レーザー切断技術の標準化に向けた研究開発,5; 狭隘部内アシストガスの流動特性評価

Study on standardization of laser cutting technologies for reactor plants, 5; Evaluation of an assist gas flow characteristics in a thin slit plate

羽成 敏秀 ; 杉原 健太 ; 小川 剛充; 村松 壽晴

Hanari, Toshihide; Sugihara, Kenta; Ogawa, Takemitsu; Muramatsu, Toshiharu

レーザー切断はレーザー光の熱エネルギーで切断対象を溶融し、溶融金属をアシストガスにより排出する工法である。このため、レーザーの照射条件だけでなく、アシストガスの噴射条件も合わせて適切化する必要がある。切断溝深部での溶融金属の排出過程にはアシストガスの運動量、溶融金属の粘性や表面張力といった流体物性が大きく寄与していると考えられている。本研究では溶融金属排出制御による切断能力の向上を目的とし、噴射距離(スタンドオフ)が切断溝内でのアシストガス噴流の中心流速に及ぼす影響を評価する模擬試験を行った。L=14mmはそれ以下のスタンドオフと比較して、狭隘部流入直後から噴流中心流速は小さく、ほぼ線形に減少していく様子が確認できた。これより、スタンドオフを大きくとりすぎると、狭隘部内へのアシストガスの流入量が減少し、溶融金属の排出の効率が低下するものと考えられる。

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