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ヒドロキシプロピルセルロースを用いたポリマーゲル線量計の作製

Preparation of polymer gel dosimeters based on radiation-crosslinked hydroxypropyl cellulose gels

廣木 章博; 山下 真一; 長澤 尚胤; 田口 光正

Hiroki, Akihiro; Yamashita, Shinichi; Nagasawa, Naotsugu; Taguchi, Mitsumasa

マトリクスとして放射線橋かけしたヒドロキシプロピルセルロース(HPC)ゲル、及び低毒性のメタクリル系・アクリルアミド系モノマーから成る新しいポリマーゲル線量計を作製した。マトリクスとなるHPCゲルは、20wt%のHPC水溶液を厚さ1mmに成膜した後、所定線量の電子線を照射することで作製した。水洗浄・乾燥後、放射線検出剤であるモノマー溶液(14種類のモノマーの中から1つあるいは2つを選択し、組成比を変えて調製した33種類)に浸漬し、各溶液で膨潤したゲルを真空パックし、ポリマーゲル線量計とした。作製したポリマーゲル線量計に$$gamma$$線を照射した結果、33種類中17種類のサンプルが10Gy照射で白濁し、9種類のモノマーが使用可能であることがわかった。中でも2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)やポリエチレングリコールジメタクリレート(9G)は、アクリルアミド系モノマーに比べ、白濁した。HEMA/9Gを含むポリマーゲル線量計の吸光度は、10Gyまでの線量増加に伴いほぼ直線的に増加することがわかった。HEMAと9Gの濃度を調節した結果、2%のHEMAと3%の9Gから成るモノマー溶液を用いることで、放射線治療で行われる2Gy程度でも白濁するポリマーゲル線量計を作製できた。

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