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普及を目指したCs-134及びCs-137の個別定量方法の確立

A Simple method for selective measurement of cesium 134 and 137 aimed at popularization

尹 永根; 鈴井 伸郎; 山口 充孝; 河地 有木; 田野井 慶太朗*; 中西 友子*; 茅野 充男*; 中村 進一*; 藤巻 秀

Yin, Y.-G.; Suzui, Nobuo; Yamaguchi, Mitsutaka; Kawachi, Naoki; Tanoi, Keitaro*; Nakanishi, Tomoko*; Chino, Mitsuo*; Nakamura, Shinichi*; Fujimaki, Shu

現在、食品や土壌,肥料など、膨大な数の試料に対する放射性セシウム(Cs-134, Cs-137)の定量分析が求められている。普及が進んでいるNaI(Tl)スペクトロメーターはGe検出器に比べて、安価で取り扱いが容易であるが、エネルギー分解能(核種弁別能)が低いことから、Cs-134とCs-137を弁別して定量することが難しいという欠点がある。そこで本研究では、一般的なNaI(Tl)スペクトロメーターを用いて汚染試料中のCs-134及びCs-137を弁別して定量解析する手法の確立を試みた。その結果、汚染試料の計測から得られたスペクトルデータにおいて、Cs-134には730keVから850keVまでの領域を、Cs-137には662keVから720keVまでの領域を用い、それぞれに設定したベースラインより下の領域を除くことで、線形性のよい定量値が算出できることを見いだした。また、汚染土壌などの環境試料を粉砕して市販の手芸用軽量樹脂粘土と均一に混和することで、保存性のよい希釈系列を簡単に作成し、検量線用試料として利用できる方法の確立に成功した。

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