の遺伝子破壊株の表現型解析

Phenotypic analysis of the DNA polymerase B disruptant of hyperthermophilic archaeon

櫛田 卓志*; 鳴海 一成; 藤原 伸介*; 今中 忠行*; 東端 啓貴*

Kushida, Takushi*; Narumi, Issei; Fujiwara, Shinsuke*; Imanaka, Tadayuki*; Higashibata, Hiroki*

超好熱性アーキアの遺伝子破壊株の作製に成功し、DNA polymerase Bが当該微生物の生育に必須ではないことを発見した。また、この遺伝子破壊株はDNA損傷ストレスに対して高い感受性を示したことから、従来考えられていたDNA複製型polymeraseではなく、DNA修復型polymeraseであると強く示唆されている。一方、DNAは熱によっても不安定化し、化学的分解が促進される。例えば、脱プリン化に起因する鎖切断などがあげられ、熱によるDNA損傷も、最終的にはDNA polymeraseを含めた修復タンパク質による修復を受けると推測される。そこで現在、至適温度以上の高温条件における遺伝子破壊株の表現型解析を進めている。

no abstracts in English