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放射光メスバウアー$$gamma$$線によるSi(111)反射の熱散漫散乱に与える動力学効果の観測

Observation of dynamical diffraction effect on Si(111) thermal diffuse scattering using synchrotron M$"o$ssbauer radiation

三井 隆也; 瀬戸 誠; 増田 亮*

Mitsui, Takaya; Seto, Makoto; Masuda, Ryo*

neV領域の分解能を有するメスバウアー$$gamma$$線をプローブ光に用い、散乱体からの非弾性散乱強度をシングルライン核共鳴吸収体でエネルギー解析するメスバウアーレーリー散乱法は、固体の構造相転移や液体のガラス転移の挙動解析に有用であるが、この手法は、入射$$gamma$$線の線幅よりも十分に広いバンド幅の吸収体(ブラッグアブソーバー)を利用することで、弾性散乱が主成分のブラッグ反射X線に含まれる極微量な非弾性散乱成分を分離して測定することが可能である。一方、高輝度・放射光メスバウアー$$gamma$$線は結晶の非対称反射を利用することで秒程度以下にまで平行化できるため、高エネルギー分解能と高角度分解能が同時に必要となる超高分解能X線回折実験を可能にする。最近われわれは、上記研究の最初のモデル実験として、neVバンド幅の放射光メスバウアー$$gamma$$線を用いて、Si(111)面からのブラッグ反射中の弾性、非弾性散乱成分の強度を個別に秒オーダー角度分解能で計測することで熱散漫散乱における動力学効果を調べた。本報告では実験法と結果の詳細を紹介するとともに、今後の応用可能性についても展望する。

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