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再処理工程におけるスラッジ生成挙動に関する基礎研究,2; 28元素模擬廃液を用いたスラッジの性状評価

Basic study on sludge formation behavior under reprocessing process condition, 2; Characteristic evaluation of sludge from simulated waste composed of 28 elements

粟飯原 はるか   ; 竹内 正行 ; 小泉 務; 村尾 綾子*; 三村 均*

Aihara, Haruka; Takeuchi, Masayuki; Koizumi, Tsutomu; Murao, Ayako*; Mimura, Hitoshi*

再処理工程内で発生し得る不溶解性残渣(スラッジ)について、工程の安定運転のためにその性状を把握する必要がある。高レベル廃液の析出物性状を調査するため、これまでにコールド条件でMo, Zr, Teを中心とした3, 5, 10元素を含む模擬廃液から析出した沈殿物の調査を行った。本件ではより実際の条件に近づけるため高レベル廃液に含まれる28元素系のコールド模擬溶液を用いて加熱試験を行い、析出したスラッジの詳細な分析から析出挙動や構成物についての評価を実施した。その結果28元素系では速やかに析出が進行した。また、加熱中の溶液濃度の減少及びXRD分析の結果から析出物の主要化合物は3, 5元素系と同様にモリブデン酸ジルコニウム(ZMH)であることが確認された。しかしFT-IRやラマン分光からはZMH以外の沈殿も示唆され、3, 5元素系に比べTeの析出割合の減少が見られた。析出物中のMoとZrの割合もZMHの比とは異なるため、3, 5元素系ではTeはZMHとともに析出し、28元素系では析出物中のZMHの割合が低下したことから併せてTeの析出割合も低下した可能性がある。

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