検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

核燃焼プラズマにおける偏光測定法を用いた電子温度測定の性能評価

Assessment of electron temperature measurement utilizing polarimetry on burning plasma

今澤 良太; 河野 康則; 伊丹 潔; 草間 義紀

Imazawa, Ryota; Kawano, Yasunori; Itami, Kiyoshi; Kusama, Yoshinori

本研究ではプラズマ偏光法に含まれる有限温度効果の項の分離を初めて実証した。相対論効果を考慮した変形ストークス方程式の近似解を導出し、偏光状態パラメータである方位角($$theta$$)と楕円率角($$epsilon$$)が電子密度($$n_e$$)と電子温度($$T_e$$)に対して異なる依存性を示すことを明らかにし、$$theta$$$$epsilon$$から$$n_e$$$$T_e$$の再構築が原理的に可能であることを示した。中心電子密度が10$$^{20}$$m$$^{-3}$$で中心電子温度($$T_{e0}$$)が5, 10, 20, 30keVのトカマクを想定し、平衡及び運動論的分布の再構築を行った。プラズマサイズ,磁場分布及び偏光測定の視線は国際熱核融合実験炉ITERのパラメータを用いた。総プラズマ電流($$I_p$$)が既知である場合と未知である場合の両者において、電流密度($$j_phi$$), $$n_e$$及び$$T_e$$の分布の再構築に成功した。$$I_p$$が既知である場合、再構築した$$T_e$$の誤差は、$$T_{e0}$$が5keVのときは約15%、$$T_{e0}$$が10keV以上の場合は5%以下であった。$$I_p$$が未知である場合、$$T_e$$の誤差は、$$T_{e0}$$が5, 10, 20, 30keVのときにそれぞれ約93, 46, 20, 13%であった。$$j_phi$$分布から算出した$$I_p$$の誤差は約4%であり、定常運転に適用可能な時間履歴に依存しない$$I_p$$計測として期待できる。本発表では、計測誤差が再構築の誤差に与える影響についても報告する。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.