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SrFe$$_2$$As$$_2$$のフォノン測定

Phonon measurement in SrFe$$_2$$As$$_2$$

福田 竜生  ; 小林 寿夫*; 池田 修悟*; 土屋 優*; 筒井 智嗣*; Baron, A. Q. R.*; 中村 博樹  ; 町田 昌彦  

Fukuda, Tatsuo; Kobayashi, Hisao*; Ikeda, Shugo*; Tsuchiya, Yu*; Tsutsui, Satoshi*; Baron, A. Q. R.*; Nakamura, Hiroki; Machida, Masahiko

最近、122系の鉄砒素化合物超伝導体の母物質$$R$$Fe$$_2$$As$$_2$$ ($$R$$=Sr, Eu)の核共鳴非弾性散乱実験が行われ、鉄原子の動きを伴うフォノン状態密度において磁気相転移点直上のT$$_{SDW}sim$$1.25T$$_{SDW}$$の温度領域において異常が観測された。これは最近この系で活発に実験・議論されている鉄砒素面内の四回回転対称性の破れに近い温度領域である。われわれはSPring-8のBL35XUにおいて非弾性散乱実験を行い、SrFe$$_2$$As$$_2$$の単結晶のフォノン分散を詳細に測定した。その結果、主要な対称方向に関してさまざまな振動モードを調べたものの、観測可能な散乱強度やピーク幅の異常は観測されなかった。その理由は不明であるが、今回の測定位置では弱い振動モードが異常を起こしていること等が考えられる。一方、第一原理計算の結果と比較すると、1111系である高圧合成したPrFeAsO$$_{1-y}$$の場合と同様な、鉄砒素面内振動モードのエネルギーの不一致が観測された。このためこの不一致は、122や1111という系を超えた鉄砒素化合物超伝導体の持つ共通した特徴と言える。

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