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末梢肺野病変に対する新たな内視鏡治療法の開発

Development of the new endoscope cure for the peripheral lung field lesion

石角 太一郎*; 臼田 実男*; 井上 達哉*; 飯島 慶仁*; 前原 幸夫*; 古本 秀行*; 岡 潔; 池田 徳彦*

Ishizumi, Taichiro*; Usuda, Jitsuo*; Inoue, Tatsuya*; Iijima, Yoshihito*; Maehara, Sachio*; Furumoto, Hideyuki*; Oka, Kiyoshi; Ikeda, Norihiko*

原子力機構において技術開発を進めてきた複合型光ファイバは、高エネルギーと映像情報の両方を扱うことができる特殊なファイバである。この複合型光ファイバは、核融合炉及び大型原子力施設における保守保全技術開発に役立つ特殊ツールとして誕生した。原子炉内部の燃料集合体や熱交換器の伝熱配管など、本ファイバが役立つ狭隘箇所は数多くある。本技術は汎用性が高いため、現在では、種々の計測機器と統合された診断治療機器として医療分野への応用を積極的に推進中である。本報では、小型肺腺癌に対してnon-surgicalな治療法として、複合型光ファイバを適用して、経気管支鏡的な光線力学的治療(PDT)を実施することを検討した。その結果、小型末梢型肺線癌に対する新たなインターベンション治療として、複合型光ファイバによるPDTは、大いに期待できる治療法であることを示した。

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