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パルスラジオリシス法による高分子ヒドロゲル中の活性種挙動の観測

Pulse radiolysis study on radicals in polymer hydrogel matrix

山下 真一*; MA, J.*; Marignier, J. L.*; 廣木 章博; 田口 光正; Mostafavi, M.*; 勝村 庸介*

Yamashita, Shinichi*; MA, J.*; Marignier, J. L.*; Hiroki, Akihiro; Taguchi, Mitsumasa; Mostafavi, M.*; Katsumura, Yosuke*

本研究では、パルスラジオリシス実験により、天然由来高分子ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)ゲル中における放射線誘起活性種を観測し、その挙動を調べることを目的とした。厚さ1mmに成膜したペースト状HPCに電子線を照射し、得られたHPCゲルを水洗浄・乾燥し、パルスラジオリシス実験に用いた。パルスラジオリシス実験は、パリ南大学の電子線加速器施設ELYSEで行った。30kGyの照射により得られたHPCゲルを純水で膨潤したHPC濃度12%のゲル中における水和電子の時間挙動を調べた結果、水和電子の初期収率は、純水中の値(4.1(100eV)$$^{-1}$$)よりも1割ほど高い値を示すことがわかった。この増加分の水和電子は、高濃度で存在するHPC分子からはじき出された電子由来と考えられる。また、増加分の水和電子は、400ps以内に消失したことから、高分子鎖上の酸化性ラジカルと速やかに再結合していると考えられる。

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