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照射した牛生レバーに対するELISA検知法の適用

ELISA detection applied for irradiated raw liver of cows

菊地 正博; 小林 泰彦

Kikuchi, Masahiro; Kobayashi, Yasuhiko

牛の肝臓に腸管出血性大腸菌が存在する可能性が示唆されたことから、2012年の7月以降、安全に生食するための有効な対策が見いだされるまでの間、牛肝臓を生食用として提供することが禁止された。放射線を用いると、包装後に「生レバー」を殺菌し、生食用として安全に提供できると考えられる。将来、照射殺菌が適用される場合は、照射したことを検知する手段が必要となる。そこで、化学発光ELISA法を、牛レバーに適用することを試みた。非凍結状態で照射された検体に対してELISAを行うとそのシグナルは0kGyより大きくなったが、線量依存的ではなかった。一方、凍結状態で照射した生レバーでは線量が増加してもシグナル変化は認められなかった。これらの結果から、本法は非凍結で照射された生レバーでは検知できる可能性があるが、凍結状態で照射された牛生レバーでは検知が難しいと考えられた。実用的には、生レバーは冷凍で照射される可能性が高く、別の検知法が必要と考えられる。

no abstracts in English

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