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J-PARCリニアックの現状

Present stats of the J-PARC linac

小栗 英知  

Oguri, Hidetomo

J-PARCリニアックでは現在、ビームユーザに対するビーム利用運転を行うとともに、これと並行してビームパワー増強計画を進めている。ここ1年間のビーム利用運転では、リニアックは深刻なトラブルはなく比較的安定に動作している。ビーム電流については、今までは17mAで運転していたが、ビームユーザからの要請により現在では約19mAを基本としている。ビーム電流増加の影響で、イオン源で使用しているフィラメントが運転中に一度断線したが、これにより断線の予兆や寿命に関する知見が得られた。加速空洞の一つであるドリフトチューブ型リニアック2号機に使用しているクライストロンの放電頻度が運転中に上昇したため、ビーム利用運転後の1日間のメンテナンス時に新品と交換して対処した。その結果、交換前と比較して頻度は1/10程度まで減少した。ビームの縦方向の広がりを観測するために、ロシアINRと共同でバンチシェープモニタを開発し、現在、リニアックの181MeVビームを使ってその動作試験を行っている。本学会では、ビーム利用運転等で得られたリニアックに関する技術的知見と、ビームパワー増強計画について報告する。

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