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非一様相における低エネルギー有効理論

The Low-energy effective theory for inhomogeneous phases

Lee, T.; 仲野 英司*; 津江 保彦*; 巽 敏隆*; 丸山 敏毅  

Lee, T.; Nakano, Eiji*; Tsue, Yasuhiko*; Tatsumi, Toshitaka*; Maruyama, Toshiki

近年QCD相図の中間密度領域において、カイラル凝縮が空間異方性を持つ周期的構造を取った場合、従来の一様凝縮する場合と比べ、系の自由エネルギーが下がるという結果が示された。そのため、非一様カイラル凝縮相の発現可能性が注目されている。カイラル非一様相が実際に存在する場合、実験で観測にかかる自由度はその上の励起なので、そこでの励起モードを調べることは、QCD臨界点や相境界を定めるアプローチの一つとして、また非一様相の観測可能性を吟味するうえで大変重要である。われわれはこの非一様相に注目し、その基底状態(真空)の上の低エネルギー集団励起についてギンツブルグ・ランダウ展開でアプローチし、リフシッツ点近傍で有効な3+1次元のGLラグランジアンを構成した。そして、非一様相の基底状態として有力なFF型のAnsatzを与え、そこでの対称性の破れのパターンと南部・ゴールドストーン励起の性質について調べた結果、U(1)モデルにおいて、U(1)-並進ロッキング状態が実現することやゴールドストーンモードと振幅モードの混ざった固有モードが現れること、また、分散関係に方向依存性が出ることなどがわかった。

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