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中性子遮蔽用樹脂材の高耐熱化に関する研究,2; 加温ゲルの耐熱試験

Research for high heat resistant neutron shielding resin, 2; Heat-resistant durability of the heat-gel

助川 篤彦; 穴山 義正*

Sukegawa, Atsuhiko; Anayama, Yoshimasa*

新たに開発した中性子遮蔽樹脂材(加温ゲル)について、約500日間の高温大気環境での耐熱試験を実施した結果と昇温脱ガス試験による反応速度論から導出される温度と寿命の関係を示すアレニウスモデルを適用することにより樹脂材の高温環境下での使用に伴う寿命予測との関連性を調べた。加温ゲルの寿命評価については、10%の重量減少率を許容範囲と仮定すると、210$$^{circ}$$Cの環境で約6000時間(250日間)、また、20%の重量減少率を許容範囲と仮定すると、約14000時間(560日間)と評価できる。実際の耐熱試験(210$$^{circ}$$C大気)による時間(210$$^{circ}$$C定常時間)と樹脂材の重量減少率の結果、10%の重量減少率となる時間は240日、20%の重量減少率となる時間は529日であり寿命評価結果と遜色がないことがわかった。高温環境下で使用予定の中性子遮蔽樹脂材を施工する際の判断基準の一つとして、短期間の耐熱試験で判断できる昇温脱ガス試験による寿命予測方法は、有効な判断方法の一つであることがわかった。

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