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$$gamma$$線が高シュウ酸植物の代謝に及ぼす影響

Effects of $$gamma$$ rays on metabolisms of plants with high oxalate contents

北野 沙也佳*; 宮城 敦子*; 大野 豊; 長谷 純宏; 鳴海 一成*; 山口 雅利*; 内宮 博文*; 川合 真紀*

Kitano, Sayaka*; Miyagi, Atsuko*; Ono, Yutaka; Hase, Yoshihiro; Narumi, Issey*; Yamaguchi, Masatoshi*; Uchimiya, Hirofumi*; Kawai, Maki*

エゾノギシギシ(タデ科)は多年生草本であり、繁殖力が強く播種やバイオマス維持等のコストがかからないことから、新規牧草としての利用が期待できる。しかし、この植物は葉に人や家畜に有害な可溶性シュウ酸を高蓄積する。本研究では、$$gamma$$線をエゾノギシギシの種子に照射することで、低シュウ酸個体の作出を目指すと共に、メタボローム解析を行い低シュウ酸個体の作出へつながる代謝変動を明らかにする。まず、0-3000Gyの$$gamma$$線を照射したエゾノギシギシの種子を発芽させ、その葉から代謝物を抽出し、CE-MS(キャピラリー電気泳動-質量分析装置)でシュウ酸含有量を測定した。その結果、$$gamma$$線照射個体では非照射個体よりもシュウ酸含有量が減少していることが分かった。次に、シュウ酸含有量の違いとその他の代謝物量との関わりを明らかにするため、シュウ酸含有量が多い個体、平均的な個体、少ない個体をそれぞれ10個体ずつ選抜し、計30個体を用いてメタボローム解析を行った。その結果、シュウ酸含有量の少ない個体では共通してグルタミン,グルタミン酸,アスパラギンなどのアミノ酸が増加し、リンゴ酸などの有機酸が減少していた。

no abstracts in English

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