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ポジトロンイメージング技術を用いた塩ストレスが幼少シロイヌナズナの光合成機能に及ぼす影響の解析

Analyzing the effects of salt stress on photosynthetic abilities in Arabidopsis seedlings using Positron-emitting Tracer Imaging System (PETIS)

小柳 淳*; 河地 有木; 鈴井 伸郎; 石井 里美; 尹 永根; 山崎 治明*; 島田 浩章*; 藤巻 秀

Koyanagi, Atsushi*; Kawachi, Naoki; Suzui, Nobuo; Ishii, Satomi; Yin, Y.-G.; Yamazaki, Haruaki*; Shimada, Hiroaki*; Fujimaki, Shu

ポジトロンイメージング技術を用いて、塩ストレスを与え、ソース葉に障害を受けた植物の光合成機能を定量し、シンク・ソースバランスを制御する機構を解明することを試みた。ナトリウム濃度が1, 5, 10, 20mMとなるように、塩化ナトリウムを添加した栄養培地を作製し、これら栄養培地で多数の野生型シロイヌナズナを20日間栽培した。植物にC-11標識二酸化炭素を投与し、植物体内を移動する炭素の動きを連続して撮像した。得られた画像データに対して数理的な解析を行い、各植物について炭素固定速度と転流率を算出した。その結果、炭素固定速度はナトリウム濃度10, 20mMの条件において低下した。一方、転流率はナトリウム濃度10mMの条件下で最大値を示し、20mMの条件下では顕著に低い値を示した。このことより、植物の炭素固定と転流において、塩ストレスに対する異なる感受性が示唆された。

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