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ITER研究計画からのLHD重水素実験に対するコメント

Comments on LHD deuterium experiments from the view point of ITER research plan

草間 義紀

Kusama, Yoshinori

ITERはファーストプラズマの達成後、H/Heを用いた運転を経て、D/DTを用いた核融合運転へ移行し、ITER計画の目標である核融合エネルギー増倍率Q=10以上、核融合出力500WM、維持時間300-500秒の達成を目指す計画である。また、長時間運転による炉工学機器の試験が計画されている。これらを達成するには、運転の初期からの導入が検討されているタングステンダイバータとプラズマとの整合性の確立、Hモードの実現とその特性の把握、ダイバータでの熱と粒子の制御、アルファ粒子などの高エネルギー粒子の閉じ込め特性の把握など、プラズマの特性を解明しつつ、徐々にプラズマ性能を上げていく必要がある。トカマクと同じトーラス形状を有する核融合科学研究所の大型ヘリカル装置LHDは、数年後に重水素実験を開始する計画である。これまでも、トカマクプラズマと共通の物理現象が多く観測されており、ITERの研究計画への貢献が期待される。そのため、Hモードの実現などプラズマ特性の把握、ダイバータ、高エネルギー粒子の閉じ込め、定常運転などを中心に、LHDの重水素実験計画に対してコメントする。

no abstracts in English

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