負三角度トカマク核融合プラズマの可能性,1; 配位の特長

Possibility of negative triangular tokamak as a fusion plasma, 1; Characteristics of configuration

菊池 満; 滝塚 知典*; 古川 勝*

Kikuchi, Mitsuru; Takizuka, Tomonori*; Furukawa, Masaru*

負三角度をもったトカマク配位の核融合炉としての検討について報告する。負三角度化によってダイバータ板の主半径は最大約2.5倍になる。また、ダイバータ部が空間的に裕度のある外周側にあることから正三角度の核融合炉では困難であるRyutov等のスノーフレーク化が容易になることから、最大3倍程度の受熱面積拡大係数を期待でき、放射冷却無しの無制御の熱流束を10MW/m程度(約1/7)に低減できる可能性を持っている。この条件で遠隔放射冷却を行うことで、最大熱流束を2-3MW/mに低減できる可能性がある。

Assessment of negative triangular tokamak is reported. With negative delta, we can increase major radius of the divertor plate by 2.5 and also by 3 using snowfrake leading to 7 times lower heat flux.