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酸化物表面に作製した有機自己組織化膜へのオリゴヌクレオチド固定化

Immobilization of oligonucleotide on oxide surface through organic self-assembled monolayer

成田 あゆみ; 藤井 健太郎; 横谷 明徳; 馬場 祐治  ; 下山 巖   

Narita, Ayumi; Fujii, Kentaro; Yokoya, Akinari; Baba, Yuji; Shimoyama, Iwao

DNA分子を構成する元素のイオン化領域エネルギー(200$$sim$$5000eV)で照射を行うと、選択的に損傷が誘発されることが知られている。しかしながら、これらの研究例は無機表面にDNA薄膜を作製した場合の結果であり、これは生体内の環境とは大きく異なる。そこで本研究では、より生体に近い環境で照射実験を行うために、まず無機表面に生体内に近い環境を再現することを目指し、無機表面に作製した自己組織化膜にオリゴヌクレオチドを固定化することを試みた。基板にはサファイア単結晶、自己組織化膜を作製する分子にはメルカプトプロピルトリメトキシシラン(MPTS)分子を用いた。MPTS分子膜を作製したのちにバッファーに溶かしたオリゴヌクレオチド溶液を基板上に滴下し、洗浄・乾燥させた。試料はX線光電子分光(XPS)とX線吸収微細構造法(NEXAFS)で測定した。XPSスペクトルでは、MPTS膜のみの試料では明瞭なS 1sとSi 1sピークが確認された。それに対してオリゴヌクレオチドを堆積させた試料ではこれらのピーク強度は減少し、オリゴヌクレオチド由来のP 1sピークが現れた。これらの結果から、オリゴヌクレオチドはMPTS膜上に残っていることがわかった。

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