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除染基準に関する考察

Some issues of the decontamination criteria

古田 定昭

Furuta, Sadaaki

福島第一原子力発電所事故によって放出された放射性物質による追加被ばく線量として、年間1mSvに相当する空間線量率が、NaIサーベイメータによる測定で1時間当たり0.23$$mu$$Svであることが示されている。そしてその根拠として、この数値は自然放射線の全国平均値0.04$$mu$$Sv/hに、事故により追加された被ばく線量として1mSv/yに相当する追加線量0.19$$mu$$Sv/hを加えたものと説明されている。年間1mSvに相当する基準値の導出にあたっては、同じSv単位であるが、自然放射線を実効線量の数値を用い、NaIサーベイメータでの測定では1cm線量当量の数値が得られることから、その取扱いが正確ではない。自然放射線レベルに近い基準であることから、自然放射線の取り扱いや、実効線量と比較して、現在の基準が過大評価になっていることを透明性を持って正確に情報発信すべきであろう。

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